TOKYO LIFE 2018

日々の生活を綴ります。

浜崎あゆみデビュー20周年ライブをレポート POWER of MUSIC 2018

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今から20年前の1998年4月8日

後に一世を風靡し、ソロアーティストとして唯一無二のCD総売上げ5000万枚超え、J-POP史に大きく歴史を刻むこととなる

浜崎あゆみがデビューしました。

 

そして、

デビューから丁度20年。2018年4月8日

さいたまスーパーアリーナにて開催された

2018年アリーナツアー。

 

ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 ~20th Anniversary~ POWER of MUSIC

 

へ参戦してきましたので、20年来のファン目線で、

昔好きだったけど、今はもう聞かなくなったという方にも

想いが伝わる事を願って。

レポートしたいと思います。

 

以下、開催中のツアーのネタバレとなりますので

ご注意ください。

 

 

開場

 

 

会場内は、過去のayuの楽曲をオーケストラアレンジしたBGMが流れ

まるで何かの式典が始まるかのような厳かな雰囲気

普段は軽快な洋楽が流れていてテンションが高まるのですが、

今年はもう開演前から、何かが違う!と感じました。

ステージ両サイドのスクリーンに映る20周年仕様のAマークが相まって、

ayuもファンもやっと、

数年前からともに目指した20周年へ辿りついたんだなっとしみじみ。

 

 

 

 

いよいよ開演

 

「君がくれた20年でした。

20年後の君にも、今日の想いが

届きますように…。

Wellcome to POWER of MUSIC」

 

照明が落ち真っ暗になった会場に響きわたる

ayuのウェルカムアナウンス。

昨年の60公演に及んだロングツアーの冒頭のアナウンスとリンクするかのような

オープニング。

 

やがて会場内に響き渡るスリリングな不協和音。

いよいよ幕が開きます。

 

真っ赤な幕が開くと、

白のキラキラなドレスを纏ったayuが

ステージの中央に立っていました。

ステージ全面に設けられた巨大なLEDには、

華麗に噴水が噴き出し、

おめでたムードが漂います。

この瞬間をみんなが待っていた。

会場が多幸感に包まれ、

ライブが始まりました。

 

1幕 静と動

01. forgiveness

02. evolution

 

ものすごい声量と気迫で会場のファンの心に響かせた「forgiveness

個人的にはあまり好きな曲ではないのです。ライブで何度も生で聞いていますが

この時の感動は今までにないくらいものすごかったです。震えました。

そのまま「evolution」へ。

ダンサーが勢ぞろいし、一気にボルテージは最高潮。

ライブ冒頭でこの楽曲が披露させるのは、かなり久々。

 

2幕 孤独

03. A Song for XX

04. Mad World

05. ever free

 

さっきまでのキラキラのドレスから着替え、

ayuの原点ともいえる「A Song for XX」を熱唱。

途中、2001年のドームツアーをオマージュしてか、

ギターのよっちゃんと、ベースの方を引き連れて

花道を進みセンターステージへ。

ファンに囲まれる形で熱唱。これも迫力と気迫がものすごい

 

そして、現時点で最新アルバムの楽曲「Mad World」へ。

 

”こんな時代に心から吐き気がしている”

 

20歳そこそこの少女が歌っていたのは、自分の孤独。

大人になり今歌っているのは、社会や世の中に蔓延する問題提示。

A Song for XXの未来の姿は、こんなに切ない。

 

そして悲しみは「ever free」へ続く。

この曲は、2000年のツアーから度々メモリアル的な意味で

幕間のつなぎとして使われているのですが、

本人が生で歌うのはこれが初めて。

かたくなに歌うことを拒否しながらも、ファンへ聞かせてきたこの曲を

こんなに淡々と歌いきるayuの姿が少し怖かったです。

 

3幕 みんなが好きだったあの頃のayu

06. SEASONS

07. TO BE

08. how beautiful you are

 

真っ白でお姫様のようなドレスに着替え

披露された「SEASONS」と「TO BE

まさに時代を彩ったカリスマに戻ったかのような瞬間でした。

ayu本人も、わざとあの頃の、みんなが大好きだった頃の

浜崎あゆみっぽく振舞っているような。

タイムスリップしたような不思議な瞬間でした。

how beautiful you are」は、バックのLEDに映し出される

PVで強い風に吹かれながら歌うayuの映像も相まって

感動的でした。

 

4幕 再生

09. BRILLANTE

 

ずっと続いていた白衣装から打って変わって、真っ赤なドレスに身を包み

歌った「BRILLANTE

なぜ記念すべき20周年ツアーのこのタイミングで、

この意味深でマイナーな曲なのか謎が解けません。

生きるうえでのしがらみとか、苦しみを全てここで

解き抹殺するような雰囲気でした。

 

5幕 フィナーレ

10. Bold & Delicious

11. Born To Be...

12. NEXT LEVEL

 

再び白を基調にしたキラキラの衣装に着替えて

Bold & Delicious」をファンと共に熱唱。

魂のぶつけ合いのように力強い歌声でした。

もうさっきまでの悲しみや苦しみはありません。

そのままの勢いで「Born To Be...」へ。

 

” 今なら わかる事がある

   今なら 見えるものがある

   いつかは 許せる事がある

   いつかは 笑える時がくる ”

 

今の浜崎あゆみが歌うと、こんなに心の奥に響くパワーをもった

曲になるんだと、驚きました。

 

そして、記念すべきこのライブのフィナーレを飾ったのが「NEXT LEVEL

 

人気絶頂から華麗な10周年を終え、まだ見ぬ20周年へ向けてスタートを切った2009年にリリースされた

ターニングポイント的な楽曲です。

 

あれから約10年の時を経て披露されたこの曲は、

より力強く突き抜けていくようなアレンジが施されて

会場のボルテージは最高潮でした。

映画でも、ドラマでも、ライブでも、

感動して泣くという事ができなかった私が、

初めてこの時感動で涙を流しました

 

巨大なスクリーン一面に映る、雲をかき分け

青空を突き進む映像と、

ステージ一面にたかれた雲のように白いスモーク。

本当に感動でした。

 

”空を見上げたら ふわり笑顔がこぼれたよ

  怖くないよ 大丈夫だよって聞こえた

  空を見上げたら ふいに涙がこぼれたよ

  過去に残した傷跡さえ 今は愛おしい"

 

 

 

アンコールへ

 

気持ちよく壮大なフィナーレを終えると

今まで感じた事がないくらいの感動で放心状態でした。

そのままアンコールへ突入します。

 

EC12. Curtain call

 

再び幕があがると、Tシャツにショーパンという

ラフないつものアンコールスタイルで

このバラードを熱唱。

 

"聞こえてる あなたの声が

  私の名を呼んでいる

  聞こえてる? 私の声が 

  あなたの名を呼んでいる"

 

会場にいるファンひとりひとりの心に

問いかけ確かめあうように歌う姿に引き込まれ

この人はやっぱり凄い。

ただただ感動させられました。

 

 

 

ayuが語ったファンとの新たな約束

 

MCコーナーで、会場に集まった1万3000人のファンから、

そしてスタッフやダンサー、バンドメンバーからのサプライズ。

20年を振り返るスペシャル映像が流され、巨大ケーキのプレゼント。

そしてファンとの記念撮影。

 

ここでayuがファンへ語ったこの一言が強烈に印象に残っています。

 

いつか必ずやって来るゴールへ向けて

一緒に歩んで行きましょう。

 

この一言に、今の浜崎あゆみのすべてが

詰まっていると思います。

永遠に続くものはないし、いつかは終わりがありますが、

でも本人の口から、直接そんな言葉を聞くと寂しくて

嘘でも、ずっと永遠に歌い続けると言ってほしいものですね。

 

EC13. SURREAL

EC14. Boys & Girls

EC15. A Song is born

 

その後は、名一杯

後悔する事がないように「SURREAL」「Boys & Girls」で騒ぎまくって

最後に「A Song is born」で締めくくりです。

 

およそ2時間30分。

曲数は、15曲と少な目ではありましたが、

とにかく一曲一曲が濃かったので充実感がものすごかった。

いまこの記事を書いているなかで

また思い出しては心が満たされるのを感じるのが不思議です。

 

 

 

 

NEW ALBUMへ続く

 

そしてayu本人がSNSで制作を報告しているNEWアルバム。

前作「M(A)DE IN JAPAN」が2016年。

2年ものインターバルを空けていること自体が

浜崎あゆみ史上異例です。

それまで決まって年に1枚、多いと2枚。

どんな事があってもアルバムをリリースしてきたからです。

 

声を押し殺したカナリヤはもう居ない。

2年分の想いを綴り鳴くと決めたから。

 

ayuが自らのInstagramに、#NewAlbumを添えてつぶやいたこの一言に

いまから期待大です。

 

 

いつか必ずやって来るゴールまで、まだまだ応援しつづけます。