TOKYO LIFE 2018

日々の生活を綴ります。

加藤ミリヤ20代最後のライブ フルバンドフリーライブへ行って来た

 

2018年6月20日20代最後にして通算10作目となる

アルバム「Femme Fatale」をリリースした加藤ミリヤ

 

 

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メモリアルなアルバムの、まさしく発売日当日に開催された、

加藤ミリヤ史上初のフルバンド仕様のフリーライブへ行って来たので

レポートしたいと思います。

 

 

 

#10th ALBUM「Femme Fatale」

 

 

 

ライブレポートの前にまずは最新作がどんな出来栄えだったのか。

 

記念すべき10作目となるアルバムのテーマは、

フランス語で「運命の女

かつては恋愛ソングのカリスマ的な存在として

女子高生を中心に人気を博した彼女ですが、

近年の作品は独自のアーティスト性を追及しています。

 

今回のアルバムは、そんな独自の加藤ミリヤワールドを

より深く掘り下げたアルバムに仕上がっていました。

 

かつては「自分が人を愛することが幸せ」だったが、

今は「どれだけ自分が人に愛されるかが幸せ」なんだと

変化した自身の愛への価値観が全13曲に散りばめられています。

 

収録されている楽曲自体は、かつてのJ-POP的なものではなく

HIP-HOP要素が強めでした。まさに加藤ミリヤワールド全開です。

 

その中でも特に印象的なのが、

インド風の怪しげなメロディーとレゲエな高揚感を織り交ぜた

今作のリード曲「あたしの細胞

 

あたしの細胞 Yeah Yeah Yeah

遺伝子が悦ぶことを Let it burn burn burn

 

を連呼するサビが頭から離れない。

極めつけは、ミリヤの心地よいハスキーボイスで展開されるラップパート

 

新しい遺伝子を作らない?アーイ

二つの命が混ざり合い

赤い奇跡生まれる

 

ここまで振り切って覚醒した楽曲はこれまでなかったのでは?

今回のフリーライブでもひと際盛り上がりました。

 

ほかにも最新の音楽トレンドを意識したいわゆるチルってる

KING/QUEEN

 

10年前の自身の代表曲を今の年齢で新解釈し生まれ変わった

新約ディアロンリーガール

 

そして個人的にお気に入りとなった

私の名はイノセンス」と「BURN

 

この4曲を聞いただけで自分の中の人生観や愛への観点が変化しそうです。

ここ最近の加藤ミリヤの独自の世界観が強く描かれた楽曲を知らない方に

是非聴いてみてほしいです。

 

愛する人に対して、あなたにとって私が「運命の女」だと言い切る

強い女性像が描かれたまるで絵画のように力強いアルバムでした。

 

 

 

 

 #圧倒的な存在感と歌唱力に衝撃を受けたライブ

 

2010年にリリースされたアルバム「HEAVEN」から、

さりげなく毎年アルバムをチェックしているのですが

恥ずかしながらライブへ直接足を運んだ事はありませんでした。

ライブ映像と楽曲だけで、自分の中で作り上げらた本人像を

思い浮かべながら会場へ向かいました。

 

屋外ステージで、リリース記念イベントの一環であるフリーライブにも関わらず

フルバンドを従えるという豪華さ。

残念ながらあいにくの雨模様でしたが…

 

 

 

#ついに本人登場

 

19:30.

ついにミリヤ登場です。

 

めっちゃ細い!!

そして放っている存在感がものすごい!

 

いままでいろいろなアーティストのライブに足を運びましたが

生で初めて見た彼女の存在感を他のどのアーティストとも違う

独自の愛に生きる強い女性像を体現しているようでした。

 

 

 

セットリスト

01. I HATE YOU

02. 今夜はブギーバック

03. 貴方はまだ愛を知らない

04. あたしの細胞

05. HEART BEAT

06. 新約ディアロンリーガール

07. ROMANCE

 

 

とにかく声量がものすごい。

ミリヤに対しては、華奢で声もハスキーで細そうなイメージを

勝手に抱いていたのですが、全然違いました。

あの細い体で、どうしてこんなにパワフルな声が出るのか?

衝撃でした。

そしてCDの音源より歌がうまい。

歌そのものが何倍も力強くライブ化けするアーティストでした。

 

途中、雨が降る中で「もう少しみんなが右にずれたら傘をささなくてもみんな屋根があ

るところにはいれるんじゃないかな?」とファンへの気遣いに優しさを感じ、

常にファンに対して柔らかく優しい顔で歌う姿に、

加藤ミリヤの愛に溢れた本当の姿を垣間見ました。

 

CDを買わなくてもいくらでも音楽を聴ける時代になりましたが、

歌詞カードを開いてアルバムの世界観に浸ってほしい。

1曲ずつ順番に聞いて欲しい。

私はまだ諦めていない。

そんなMCに感銘を受けライブが終わりました。

 

 

そして衝撃を受けたライブから一夜が明け

冷静に「Femme Fatale」を聞き直しています。

曲間のロードタイムにまでこだわって制作された

13曲が紡ぐ新たなミリヤの愛の物語。